2009-03-01から1ヶ月間の記事一覧

あたま山

(前弾・二上り) あたまが池のほとり 薄原分け行けば 尼寺ありて祈りの声す のうまくさんまんだ うそだ 馬鹿だ のうまくさんまんだ うそだ 馬鹿だ 馬鹿だ 妙ちきりんのお祈りに そのわけ尼さんに聞いたらば すちゃらかぽくぽく阿呆陀羅経で 世にも哀れな女…

長唄二題の会第十二回

2009/3/26(木)開演19:00(開場18:30) 上野広小路亭 入場料2000円 ■多摩川 唄:杵屋正一郎,杵屋三七郎 三味線:杵屋五助,東音穂積大志 ■五条橋 唄:杵屋三七郎,杵屋正一郎 三味線:東音阪本剛二郎,東音大木啓衣

小さな気付き

名にし負はば いざこととはむ 都鳥 わが思ふ人は ありやなしやと (在原業平) 向島にある、「言問」の名付けの元となったと言われている、在原業平の歌があります。そして、長唄のひとつ「賤機帯」の一部分 名にし吾妻の角田川 その武蔵野と下総の 眺め隔て…

第232回東音会東京公演

3/21(土)午後1時開演 四谷区民ホール 当日券5000円 ■正札付 唄:藤倉玉舟益,皆川康司,野口悦至,味見純,村治利光 三味線:高橋武久,大宮悟,高橋智久,穂積大志,阪本剛二郎 囃子■蓬莱 唄:西垣和彦,谷口之彦 三味線:増田豊,山口聡■鶯 唄:村治崇光…

越後獅子

(三下り) 打つや太鼓の音もすみわたり 角兵衛 角兵衛と招かれて 居ながら見する石橋の 浮世を渡る風雅もの 歌ふも舞ふもはやすのも 一人旅寝の草枕 おらが女房をほめるぢゃないが 飯も炊いたり水仕事 あさよるたびに楽しみを ひとり笑みして 来りける越路…

三味線の分解

三味線は、棹のところで、三つに分解できます。 三つ折りケースという三味線ケースがあり、分解して持ち運びできるのです。さてさて、分解する作業ですが、今まで一度もしたことがありませんでした。 三味線ケースを持っていない私は、外に三味線を持ち運び…

勝三郎連獅子

(本調子) 夫牡丹は百花の王にして 獅子は百獣の長とかや 桃李にまさる牡丹花の 今を盛りに咲き満ちて 虎豹に劣らぬ連獅子の 戯れ遊ぶ石の橋 是ぞ文珠の在します 其の名も高き清涼山 峰を仰げば千丈の 漲る瀧は 雲より落ち 谷を望めば 千尋の底 流れよ響く…

弥生のお稽古

1回目 末廣狩(弾き唄い) 上げ浚いでした。1回目は、先生も一緒にお三味線を弾いてくださり。 2回目は、「僕はなるべく弾かないようにするからね。」と、お三味線を置いてしまわれ、一人で弾き唄い。なんとも怪しいものでしたが、最後の方は先生も時々お…

神楽坂の至宝が奏でる 日本の伝統芸能絵巻

〜雅楽・能・長唄・新内・筝曲・囃子・日本舞踊〜2009/3/7(土) 昼の部13:00開演(12:30開場) 夜の部17:00開演(16:30開場) 矢来能楽堂 ■雅楽 「平調音取」 「越殿楽」 「陪臚」特別出演:龍笛 芝 祐靖皐月雅楽会 笙 増田千斐,中村容子 篳篥 高桑賢治,…

三味線メンテナンス

入門したての頃、三味線の扱い方、糸の張り方等を一通り師匠から教えていただきました。 けれど、1回っきりで、ときどき師匠が糸を替える様子を盗み見るくらい。撥皮の替え方、どうしてますか?私はずっと、撥皮糊で貼っていました。 けれど、この間行った…