三味線メンテナンス

入門したての頃、三味線の扱い方、糸の張り方等を一通り師匠から教えていただきました。
けれど、1回っきりで、ときどき師匠が糸を替える様子を盗み見るくらい。

撥皮の替え方、どうしてますか?

私はずっと、撥皮糊で貼っていました。
けれど、この間行った三味線屋さんで撥皮を買った際、聞いてみたんです。

「撥皮って、撥皮糊をペトペト塗って、貼っていいものですか?」

すると、三味線屋さんは、
「ヤマト糊を薄めて塗るんですよ。」と。

ヤマト糊。

って、あの、ヤマト糊?

「そうです。コレです。」と見せてくださったのは、あの、幼稚園とかで使っていた昔ながらのヤマト糊!→ http://www.yamato.co.jp/item/yamatonori/index.html

現在よく使用するスティック糊や液状の糊とは違う、成分がでんぷんのものです。

◎手順
1.ヤマト糊を水で倍に薄める
2.撥皮に糊を塗り、貼る
3.余分を撥等で押し出す
(この際、ガーゼをふちに当てるとよい)

余った糊(水で薄めたもの)は、小さいタッパーに入れて保管しておけば、また使えるとのこと。

撥皮糊は、NGなのかしら。
「撥皮糊より、ヤマト糊の方がいいんですか?」

「撥皮糊の方が楽なので、撥皮糊で貼っちゃう方が多いんですよね。」

・・・ふむ。おすすめは、ヤマト糊みたいですね。


他にも師匠から教えてもらった、とある対処法を聞いてみたところ、「それは駄目です!!!」と思いっきり否定されました。素人は、絶対しちゃだめ!らしい・・・。小心者なので、してませんでしたが。

三味線のことは、三味線屋さんに教えていただくのがいちばんですね。
ちいさな事でも親切に教えてくださるご主人で、とても聞きやすいです。