神無月のお稽古

1回目 連獅子(三味線)


3週間強ぶりのお稽古です。
訳あって、まだ連獅子のお稽古からは卒業できません。


独りで弾く。


独り弾きのところは、もう慣れたけれど、独り弾きじゃないところは・・・。
家では独りで弾いているのに、なぜこうも違ってしまうんでしょう?
ノリが不安定すぎます。


替手は封印して、本手を弾く。
「蹴落とす子獅子は〜」の部分は大丈夫だけれど、二上りの合方の部分がいつの間にやら替手になってしまっていた・・・!


「それ替手ですよ。」
「あっ・・・。」


替手が染みついています。


独りで弾くってむずかしい。

2回目 連獅子(三味線)


最初、先生と一緒に弾く。2回目、独りで弾く。
独りで弾くことの何が難しいって、ノリが不安定になってしまうこともあるけれど、休む間をきちんと取ること!


きちんと取れるようになるってことは、掛け声が掛けられるようになること。


家での練習は独りなわけだから、独りで弾くことってそんなに難しくないと思っていた。
でも、家での練習って、絶対に休む間が曖昧だ。出来てる気になってるだけだ。


連獅子はもう1年くらい弾いてる曲だから、ある程度弾けるような気持ちになっていたけど、全然弾けていない。


今月の2回のお稽古で、今までの傲りが全部崩れ落ちた。
ひとつひとつの音を丁寧に弾いていくしかないな・・・ゆっくりと丁寧に。


そんな意識になりました。

3回目 連獅子(三味線)


独りでも、だいぶ落ち着いて弾けるようになりました。
ただ・・・独り弾きのところで、大きな間違いを犯す。
その間違いをすると、止まってしまうくらいの間違い。


実は、翌日に名取試験が控えていて・・・そのための練習をしていました。
前日にこの間違いは大きな不安要素。


まあ、前日に間違えておいてよかったのかもしれませんね。

4回目 元禄花見踊(三味線)


新しい曲に入りました。
来年大勢でですが舞台で弾く曲なので、舞台用の抜き差しでお手本を録音させていただきました。

恐らく200人くらいで弾く曲なので、前弾きはゆっくりなのかと思っていたら。
速っ・・・!えええ〜そんなに速いんですか???

揃ったら迫力あるでしょうなあ。


何回か浚っていきましたが、いつも同じところで同じように間違えます。
お稽古でもやっぱり同じように間違えました・・・。

「もう1回」

あっ。

「もう1回」

あっっ。

「もう1回」

ああっっ・・・。

「だから、違うって。」

・・・・すみませぬ・・・。


やんれほんぼにそうかいな〜のところまで。

5回目 元禄花見踊(三味線)


4回目の翌日に5回目のお稽古でした。
覚えちゃっていれば、続けてのお稽古も全然苦になりませんが、覚えている最中だと連続お稽古はきつい!


予習でしっかり暗譜できない私がいけないんですけど・・・。


前日習ったところもあやふやなままだったので、半頁くらいしか進みませんでした。
どんだけ覚えが悪いんだろ。


まあ、前弾きの何度も間違えてしまったところは、間違えなくなりました。


「早く終わらせて船弁慶に入りましょう。」と言われていたのが、「まあ、ゆっくりでいいですよ。」に変わりました(涙)
船弁慶(短縮版)が後に控えているのです。


難しい手はないので(だから覚えられない罠)、フレーズフレーズは弾けるんです。先生の手を見ながらついていける。でも、繋がらない。記憶がブツブツ切れてます。


どうもこの曲があまり好きではないらしい。
嫌いじゃないけど好きでもない。
楽しくなくはないけど、楽しいわけでもない。


花と月とは〜の前まで。

6回目 元禄花見踊(三味線)


覚えが悪いので、とにかく弾いて弾いて弾きまくりました。
通勤電車の中でもお手本を聴きながら譜面とにらめっこ。


ゆっくりな部分は、先生が先の手を口三味線で言ってくれつつ進む。
お手本聴いて譜面を直したところ、少し違ったな〜。


半分終了。
後半部分は、前半よりは覚えやすいと思うので、前半をもっとちゃんと覚えて、後半はさくさくっと進むといいなあ。


覚えづらいって言っても、覚えるまで練習すれば覚えるんだから、練習量を増やせばいいだけの話ですよね・・・。


月に兎は和田酒盛の〜まで。