長月のお稽古

1回目 連獅子(三味線)


お浚い会まで二週間を切りました。
この二週間弱は,ほぼ毎日お稽古・下浚い・本番へと続きます。


雨に濡れて風邪を引いてから,体力の低下と続く微熱にいっぱいいっぱい。
その上このお稽古の日は,3時間程しか眠れず,仕事も忙しく,腑抜け野郎になっていたようです。


二上りから本調子に戻すところで・・・
さらに二を上げるという阿呆なことをしでかしました。


「下げなきゃ!」という師匠の声に,思考回路が止まる。
だって,まさか二を上げるなんて!ありえない。


そして,ノリが全然上がらず,上げてるつもりなのに全く上がらず,最初の独り弾きからスローリーだったということに,帰宅後録音を聴いて気付きました。


お稽古中,狂いの合方がいつもより遅いな〜とは思ったのです。
先生がコントロールしているのが伝わってきました。


なんだ・・・最初の独り弾きから,何もかも私がスローだったから,狂いも抑えてたんだ。

そういうものなんだ。


この腑抜けっぷりは,寝不足のせいだと思いたい。
気持ちが全然入らなかったんですもの・・・やる気がないわけじゃないのに。


自分をいかにコントロールするかも大事です。喝!

2回目・3回目・4回目 連獅子(三味線)


1回目も含め、4日連続で稽古を付けていただきました。
半歩ずつくらい前に進めた感じでしょうか。


だんだんノッテいかなきゃ!と意識するあまり、早くなりすぎてしまうところ。
勘所等の確実性を高めること。
もっと丁寧に弾くこと。


さあ、下浚いへ続きます。

5回目 連獅子(三味線)


下浚いの翌々日のお稽古。
何を言われるだろう・・・?と、恐る恐る師匠の隣に座る。
「下浚い、大体良かったんだけど・・・」

えっ?

「音を消すところはお囃子に合わせてね。」
※それ以外は、合わせようと意識しなくても、お囃子さんが合わせてくれるから、自分のペースで弾いていいよ、との事。

はい。

「・・・。」

(えっ?終わり??)

あの・・・独り弾きが酷かったかと・・・。

「ああ(笑)あれくらいなら大丈夫。」

(そっか。弾いてるときは、めちゃくちゃに崩れてると思って恥ずかしかったけど、録音を聴いてみたら、思ったよりはマシだったな。)


まあ、でも、お稽古をはじめたら、色々と直されました!
緊張すると、自分が思ってるよりも速くなっちゃうから、ゆっくりめに弾くこと。


一度通して、本調子の替手部分、二上りの替手部分をもう一度。
お囃子が入る方が弾きやすいぞ。


お囃子入りは蜜の味だ。