水無月のお稽古

1回目 越後獅子(三味線)

兄弟子さんと合同のお稽古でした。
舞台用のお三味線、もちろん象牙の撥での練習。


ぽちぽちと間違えて覚えている手を発見(先生が発見してくださるんですけれど)。
「違うよ。」
「・・・え?」わかってない私・・・。


あ、この手は、連獅子に出てくる?


大勢で弾く場合、勘所はそんなに気にしなくていいけれど、フライングしちゃあね。
昨年の下浚いで、2回ほどフライングして冷や汗をかきました。


まあ、あと1回合同稽古できるし、まだ5日あるから。
昨年の下浚い前日の泣きそうな体験より、マシ。


とにかくきちっと覚えないと。

2回目 越後獅子(三味線)


合同稽古二回目。

さ、晒しの合方が・・・・合わない(私だけ)。
やっぱり越後獅子ニガテ。得意なものなんてないけどさ。


お三味線を分解して(ほぼ師匠が)、持ち帰りました。
下浚いに自分で持っていきます。


せっかくなので、連獅子の練習もしたいなー。
たぶんお浚い会でも、このお三味線をお借りすると思うんだ!


あと3日、「晒しの合方」を特訓せねば。
あの狂い方は、やっばい。

3回目 連獅子(三味線)


連獅子だー!連獅子に集中できるーーー。
と、ウキウキなお稽古日。


めずらしく「今日はすごく良かったですよ。」と褒められてしまった。
えっ・・・そ、そうですか・・?しどろもどろ。


独り弾きの勘所が良かったとのこと。
ただ、私が思うに、先生も一緒に弾くところであれば、「だんだんのっていく」という事ができるけれど(先生が引っ張って行ってくれるから)、独り弾きの所ではそれが出来ず、勢いがない。


替手と本手を合わせるのが久しぶりだったので、不安でした。
そうしたら、「替手のところ、出来てるんだからもっと自信を持って。」と言われました。
全部わかっちゃうんですよね・・・。


狂いの合方が、いつもより速くて。
途中「がんばって!」と言われました。
でも、お稽古後に「狂いの合方は今回くらいの速さなんですか?」と聞いたら、「もっと速く弾きたいんだけどね。」と言われました。確かに杵勝会での連獅子もっと速かったわ。


杵勝会で、連獅子を聴いて、曲全体のイメージが付くようになったのと、お稽古中に言われていたことの意味がわかりました!


私ぜんぜん出来てない・・・ということに気付けてよかった。

4回目 連獅子(三味線)


独り弾きのところ、またもや細々と注意を受けるようになりました。
自分のノリで弾いて良いところだし、個性が出るところだと思うんです。
でも、駄目なものは駄目なんですって。それをしちゃ駄目ってものは、あるんですって。
大薩摩の独り弾きは、試行錯誤です。きっと、何年経っても、「これ!」ってものを探すんだろうなあ。

一通り弾くとお稽古終了の時間になってしまうので、次回からお浚い会では弾かないところは抜いてしまいましょう、との事。




お浚い会に向けて、お浚い会をバシバシ意識したお稽古に突入するんだわ〜。
濃いからきついけど、お浚い会が終わると「幸せな時間だったんだな」っていつも思う。

5回目 連獅子(三味線)


今月は全6回のお稽古!先生お疲れさまです。ありがとうございます。
前回から11日ぶり。以前は、長くお稽古が空くと(1ヶ月半ぶりとかありました)不安で、ストレスが溜まって、ううう〜となっていましたが、最近はそうでもありません。久しぶりにお稽古があると、嬉しくて顔がゆるみますけど!


まあ、11日ぶりってそんなに久しぶりでもないか。
そんなお稽古日。


すぐには記録を書くことができないくらいに・・・・。
各駅停車の電車でのろのろ帰宅し、ぼけーーーっとお稽古の録音を聴きつつ、「もうやだな。ぜんぶ投げ出しちゃいたい。」って久しぶりに思う。


で、翌日。
また普通に練習してたりする。
強制されてることでも、しなきゃ生活できないことでもない。
逃げようと思えば逃げられる。


なのに、逃げない。
なんだ、これ。


そんなこんなを繰り返しながら、結局お浚い会後に後悔はしないんだよね。
失敗しても。逃げなかったから。



「前弾きは、だいぶ良くなりました。」
良いお言葉だけ、残しておく。
あとは、しっかり胸に刻み込んでおく。

6回目 連獅子(三味線)


今月最後のお稽古。
5回目から中二日でした。
でも、前日は朝しか練習できず、あまり練習は出来ていません。


が、終わってお三味線を置いたとき、師匠の開口一番のお言葉が・・・

「だいぶ良くなった!」

でした。確かに自分でも、前回ほど勘所は狂わなかったと思う。
独り弾きも、流しで「違う。」と止められなかったし・・・。

でも、でも・・・複雑。

練習しないほうが、上手く弾けるのデスカ・・・。


なんてね。そんなことは絶対ない。練習しないほうが実になるってことは絶対ない。ないないない。ない。




楽のところ、いきなり替手が入ってきました。
途中まで弾けたのに、最後の方迷い子に。


相変わらずつられやすい人間だこと。