睦月のお稽古

1回目 連獅子(三味線)
先月お稽古がなかったため、約1ヶ月ぶりのお稽古でした。
末廣狩の弾き唄いのつもりで行ったら、「連獅子やりましょうか」と先生。
嬉しや嬉しや!とそのまま連獅子にしていただきました。

・・・が、結果は無惨なものでした。
11月に二上りをちょっとやったのに、この日は進むどころか二上りの前までで終了。
どうやら、変な癖がついたまま自主練習を繰り返していたようです。

それにしても、久しぶりだったので緊張しました。


流しの止め方×
真っ直ぐ弾くべきところがこけてしまう×

2回目 末廣狩(弾き唄い)
こちらも久しぶりなので、最初は先生のお三味線に合わせて唄のみ。
「だいぶ声が出るようになった」と言っていただきましたが、どうも減ってしまうところがあるようです。「める」って、「減る」でいいのかな。5本で練習していますが、段切れは音が低くて声が出ません。

続いて、弾き唄い。
自主練習のみの12月、連獅子:末廣狩=7:3ほどの比重になってしまい、お稽古前に付け焼き刃の練習・・・。

前半は、三味線の手やはまりを考えなくても弾き唄いできるようになってきました。
やっと弾き唄いも段切れに到達。あと2・3回やって、次は越後獅子に入るそうです。

3回目 連獅子(三味線)
今年初回のお稽古があまりにも酷くて、先生もきっと呆れられたのでは・・・。
ひと晩落ち込みました。そこで、練習の方法を見直そう!と思い、考えた結果、家での稽古の時も録音し、その都度確認することにしました。

弾いてるときに聞こえてる感覚とは全然違います!
お稽古時に先生が仰っていることが、「なるほど・・・このことなのか。」と、とてもよく解るし、ストンと納得できるのです。

弾いては聴いて、弾いては聴いて。

その練習をし始めてから、はじめてのお稽古。
何か変化は表れているのか・・・楽しみでした。

最初の独り弾き。
鞍馬山の時も、お浚い会直前まで細かく手直しされていました。
ノリがとても大事で、とてもむつかしい。

やっぱり細かく直されます。
「ここまで一気に弾いて。ゆるめないで。でも、速くもならないで。」
「真っ直ぐ弾く。はねない!!」

等々。

細かく直されはしたけれど、全体(独り弾きのところだけですが)の流れとしては前回よりずっと良い・・・との事。

細かいところはいいけど流れがね・・・より、ずっと嬉しい。
流れって大切だと、大薩摩をやっていると身にしみて思います。

今回の課題は、勘所。
下の方の勘所と、7(文化譜)の勘所が・・・。
今回の、というより、私にとってはずーーーーーっと、です。

「ひらりひらひら翼を慕ひ」まで。

替手を入れていただくのが楽しい!

4回目 末廣狩(弾き唄い)
今回も、まずは先生のお三味線に合わせて唄う。
声が上がりきれないところが何カ所かあるそうです。
そして、お三味線にベタ付きしちゃうところ。
つかずはなれず・・・。

すぐにできるようになるものではないので、毎日毎日練習しないといけないのに、疎かになってしまう弾き唄いの稽古。

自分から先生にお願いしたこと・・・自分に責任を持たないと。

そうそう、「唄と三味線が別々になっちゃってるんだよ。」と言われました。
先生も言葉ではなかなか言い表しにくい感覚のようですが、私にもわかりません・・・。
「唄と三味線が別々になっている」というのは、わかるような。
でも、唄と三味線が一体となっているものを私が生み出す感覚が・・・。

あと1回末廣狩をお稽古していただいたら、越後獅子に入ることになりました。
まだ最後の方があやふやなので、練習!!!

5回目 連獅子(三味線)
昨年11月のお稽古が1回少なかったので、今月は5回。
5回でも「多い」という感覚はないですねえ。

最初の大薩摩は、だいぶ出来てきたようなのですが、家でお稽古の録音を聴いてみると、『速くならないように・・・』と意識しすぎなのか、ややもったりしています。
あとは、7(文化譜)の勘所。「この曲は7の勘所が大事だから気をつけて。」と何度も注意されているのに、なかなか直らない。

今回、弾いている途中に先生の糸が切れました。
当然のように私も弾くのを止めたら、「そのまま弾いて。」との指令が。
ああ、当然のごとく止めた私ってすごく甘ちゃんだ・・・。

前回はじめて習ったところ。
急なことに、緊張してしまったか・・・弾けなくなっちゃった。

甘すぎる。

そして、こんな三味線じゃあ唄はうたえないよね・・・ってくらい頼りない音。
先生が一緒じゃないと何もできない赤ん坊か、と恥ずかしいやら情けないやら。

去年の浴衣会の下浚いで、やっぱり先生の糸が切れたのです。
その時も二挺。そして、先生は上調子でした。

動揺して、きちんとノリを作れなかった。
後で先生に「ごめんね。」と謝られてしまったのですが、あれは良い経験でした。
でも、あれから半年近く経って、しかも練習なのになあ。


二上の最後まで。