お浚い会


お友だちのお浚い会に行ってきました。
10:45開演、20:45終演・・・途中少し抜けて、でも30番ほど聴かせていただきました!
今かなり長唄欲が強くて、色々聴きたい観たい時期。
習い始めて少しした頃(長唄に少し慣れてきた頃)やっぱり長唄欲が強くて、長丁場のお浚い会をワクワク拝聴していました。


まずはお友だちの演奏。曲は越後獅子
ブログ等で様子は読んでいたけれど、実際に彼女の演奏を聴くのは初めて。
複数のお弟子さん方での演奏でしたが、彼女は真ん中で一人で替手を弾きました。
まだ習い始めて1年ちょっとと聞いていたので、替手を弾くと知ったとき、「凄いっ」と思いました。私が越後獅子を習ったのは、お稽古をはじめて1年弱の頃でしたが、替手はおろか本手ですら「まあ・・・もういいです。」というオマケで上がったくらいでした。越後獅子の替手は難しいので、「どんなに凄い人なのっ」って!


実際に演奏を聴いて。
緊張はするはずですよ。だって、替手一人だもの。
緊張はしてるはずって、私も同じように舞台を経験したから解るけれど、ものすごく堂々とした演奏でした。コケることもなかったし、勘所を大きく外すこともなかったし、しっかり音楽を奏でられてた。音楽の下地があるし、長唄が好きなんだなって思う(情熱がある)し、どんどんと飛躍していくんじゃないかなって思います◎舞台を重ねるたびに光り輝くと思う。


褒めちぎってますけど(笑)
本音を言うと、ジェラシーも感じました!
悪い意味ではなく。ぽやんとしてるとあっという間に抜かれちゃうって思ったの。
音楽は競争ではないってわかってるけど、嫉妬や負けたくないって気持ちはあるよね。あるでしょう?ないかな。


でも、悪い嫉妬じゃないって感じたから書いちゃった!


他にもたくさんのお名取さんの演奏も拝聴しました。
お名前がなくても上手い人もいるし、逆もあるってことを知ってしまった今の私ですが、「名取ならもっと・・・」って思っちゃう。自分がこれからそう思われるかもしれないんだって思ったら、少し怖くなりました。


色々な方の演奏を聴いていて、緊張ってものはっ。
緊張して硬くならなければ、とても上手なんだろうなあって思う方がいて。
緊張すりゃ誰でも硬くなるんだけど、「あぁもったいない」って思って。
私も・・・だから・・・余計に思う・・・。


緊張ってものは厄介だよねえ。
慣れで克服できるものであればいいけれども。
一生克服できないほどのものを抱えていたとしたら。


非常に残念。そんなの嫌だ。


私はどうなんだろう。



もう弾く側からしか聴けなくなってるよなあ。いろいろと。
純粋に長唄を楽しむってないかも。ま、今回はお浚い会だから・・・でも、演奏会でもないかもなあ。