長唄二題の会 第十三回

2009/4/23(木)開演19時(開場18時半)
場所:お江戸上野広小路亭
料金:2000円

■春秋
唄:杵屋正一郎,杵屋三七郎
三味線:東音穂積大志,東音大木啓衣

■正札付
唄:杵屋三七郎,杵屋正一郎
三味線:東音阪本剛二郎,杵屋五助


春秋は、「はるあき」と読むそうです。
曲名だけは何度か目にしたことがあって・・・ずっと「しゅんじゅう」と読んでいました。
はじめて聴きましたが、明治三十年代につくられた曲ということで、長唄としては新しめの曲。

一下りという、一の糸を一音下げた調子が出てきます。
んー、耳に新しいというか、違和感のある調子だ〜(ま、それが“新しい”ってことか)。

五世勘五郎さん作曲です。
五世勘五郎さんといえば、新曲浦島がすぐに浮かんできます。
はじめて聴いたとき、「うわー新しいことが好きな人?!」と思いました。

春秋も、見慣れない、聞き慣れない技が!
珍しい技が繰り出されたり、技術が要るなあって思いましたが、情緒溢れるとても綺麗な曲でした。

正札附は、今月は二題の会が「二年目最初の月」ということで、二題の会にとってのお正月。
そこで、曽我物を持ってきたとのこと。
※歌舞伎では、お正月に必ずひとつ曽我物を演じます。


毎月二題(三題の月もあったけれど)、26曲+α聴いたんだなあ〜。
二題の会で初めて聴く曲も結構あって。

末永く続きますように。